今回は、四捨五入、切り上げ、切り捨てができる関数をご紹介します。
ROUND関数とは?
四捨五入、切り上げ、切り捨てができる関数です。
まずは、下の画像をご覧ください。
どれも割合を出したものですが、結果が微妙に違っています。
①から④の違いを文章で表してみました。
使い方基礎編
例えば、8.693という数値があったとします。
四捨五入、切り上げ、切り捨てをした式がこのようになります。
ROUND関数は、四捨五入ができます。
ROUNDUP関数は、切り上げができます。
ROUNDDOWN関数は切り捨てができます。
①関数の挿入
ROUND関数は、その他の関数に入っています。
②入力
B2に四捨五入をするROUND関数を入れてみます。
四捨五入したい数値、A2 桁数は0
ここで注意することは、桁数です。
この桁数は、1の位を0として扱っています。
小数点以下第1位は1
小数点以下第2位は2となります。
そのため、8.693の8を四捨五入したい場合には0を
8.693の6を四捨五入したい場合には1を入力します。
ちなみに、整数の場合、十の位は-1 百の位は-2と指定します。
ROUNDUP、ROUNDDOWNも同じようなやり方でできます。
使い方応用編
注文書に使える処理を考えてみました。
切り上げ・切り捨てと消費税の計算を組み合わせました。
この例では、
5行目 小計
6行目 消費税
7行目 消費税との合計
8行目 切り上げor切り捨て処理をしています。
この仕組みさえ分かれば、式を簡略化することができます。
ほとんどの場合、切り上げだと思うのですが、
一応参考までに切り捨てもやってみました。
エクセルの四則演算が苦手という方はこちらの記事をどうぞ。
オススメの式
■パターンA
小計を出す→消費税計算→合計を切り上げる
見積書、請求書でよくある形です。
実際に使われるなら、この処理が一番よいと思います。
ただ、消耗品や備品の購入の場合は、
学校割引や生協割引で出入りの業者さんによって違うと思います。
金額をどのように処理されているのか、担当の方にお聞きください。
■パターンB
小計、消費税、合計、切り上げを1つの式で出せます。
見た目はかなりすっきりしますが、
何かズレがあった場合にどこが違うのか検証するのが難しくなります。
さて、いかがだったでしょうか?
よろしければ、また次回もお付き合いくださいませ。