今回は、小学校高学年向け古典の本をご紹介します。
採用の教科書によって違いますが、小学5年生国語に古典が登場します。
1学期の5月末頃の学習内容です。
某社の教科書で取り上げられているのは、
どれもさわりだけですが、
先生方から他に資料がないか聞かれることが多いです。
絵本
子ども版 声に出して読みたい日本語 6 春はあけぼの 祗園精舎の鐘の声/古文
- 作者: 斎藤孝,小田桐昭
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2004/12
- メディア: 大型本
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文字の大きさ:大 ふりがな:あり
このシリーズは、あって損はないかと思います。
右ページに原文、左ページに現代語訳がついています。
教材としても使いやすい作りになっています。
文字の大きさ:大 ふりがな:あり
先程のシリーズと比べると、こちらはビジュアル重視になっています。
読み聞かせやブックトーク、展示用といった感じでしょうか。
こちらも定番が揃っていますので、あって損はないと思います。
ただ、教材として使う場合は、
現代語訳が巻末にまとめて載っているので、注意が必要です。
逆に読ませて、現代語を考えさせたいみたいな授業だとかなり活用できます。
同じシリーズなので、まとめて。
文字の大きさ:小 ふりがな:あり
読み聞かせできないわけではないですが、ちょっと長いです。
でも、ひとり読みにはいいと思います。
文字の大きさ:中 ふりがな:あり
平家物語の敦盛の本です。
台詞以外は現代語で書かれていてかなり読みやすいです。
解説本 ・単行本
文字の大きさ:中(小3の教科書くらいの大きさ)
ふりがな:あり
読ませるという意味ではとても使いやすい本です。
フォントが教科書のようで、じっくり読むにはちょうどいいです。
定番の古典が網羅されています。
文字の大きさ:中 ふりがな:あり
物語のページ+現代語訳や解説ページの構成でできています。
狂言(柿山伏や附子)など色々のっています。
文字の大きさ:小 ふりがな:あまりない
平安時代と江戸時代の文化をピックアップした本です。
社会の調べ物にも使えるくらい詳細な情報が載っています。
(十二単衣や神殿作り、貴族の生活など)
そういう意味で中学校でも十分使えるシリーズだと思います。
その他
表紙のインパクがすごい絵本です。
「ぶす」「うそなき」あたりは分かりやすくて、
おはなし会でも笑いが聞こえてきます。
特に「ぶす」は
「○○したらダメ!って言われると、したくなるのが人間だよねぇ~」
なんてあおりを入れておいて読み始めるとウケます(笑)
さて、いかがだったでしょうか?
百人一首の本は数あれど、古典となると小学校では手薄ですよね…。
私も先生からの依頼を受けて買い揃えている途中です。
小学生向けの出版がこれから増えればいいなぁと思っています。
では、よろしければ、また次回もお付き合いくださいませ。