今回は、エクセルの条件付き書式を紹介します。
※画像が多く、ページが重いです。申し訳ありません。
条件付き書式とは
条件付き書式とは、ある条件に従って、
自動的に書式(フォント変更や塗りつぶしなど)を
変えることです。例はこのようになります。
条件付き書式のよい所は、楽して見栄えがよくなる所です。
例えば、「○冊以上借りた子に賞状をあげたい」なんて時、
統計データなどから一人ひとり探し出して、
ペンでマーキングして…なんて作業は大変ですよね。
そんな時に楽できるのが条件付き書式です。
(人数を数えたい時の関数等はのちのち記事にする予定です)
基礎編
1:条件付き書式をつけたい部分を選択。
2:条件付き書式をクリック
3:セルの強調表示ルール
4:文字列をクリック
5:ここでは○に条件付き書式をしたいので、枠の中に○を入力。
(今回の例は、「指定の値に等しい」でもできます)
書式はデフォルト 濃い赤の文字、明るい赤の背景を選択。
これで、開館日○の部分にだけ書式が変わりました!
Q:○や記号でないと、条件付き書式はつけられない?
A:文字でもつけられます。
応用編:複数の条件をつける
複数の条件付き書式をつけてみましょう。
1:条件付き書式をつけたい部分を選択。
2:条件付き書式をクリック
3:セルの強調表示ルール までは先程と同じ。
100以上を赤色にしたいので、
条件付き書式から「指定の範囲より大きい」↓のように入力
次は、70から99を黄色に。
条件付き書式から「指定の範囲内」で↓のように入力。
次は、50以下を青に。
条件付き書式から「指定の値より小さい」で↓のように入力。
デフォルト設定では青はないので、
プルダウンからユーザー設定を選びます。
ユーザー設定を選ぶと、自分の好きなように設定を変更できます。
学校では白黒印刷が多いでしょうから、
塗りつぶしよりもフォントを変えるだとか、
斜体の字にするなどの工夫も必要かもしれませんね。
おまけ
条件付き書式のルールを再編集したり、
ルールを削除したり、ルールの反映順を変えるには、
ルールの管理からするとよいです。
条件付き書式の使用例
☆は「アイコンセット」というものから設定できます。
左の氏名が並んでいるものは、
条件付き書式から「重複する値」を選んだものです。
例では名簿でやってみましたが、
選書リストや発注書などで
重複があったら困る場面で意外と使える条件付き書式です。
さて、いかがだったでしょうか?
条件付き書式は一度覚えてしまえば、
とても簡単で使い回しがきくツールです。
ぜひ一度、お試しください。
では、よろしければまた次回もお付き合いくださいませ。