今回は読書感想文にオススメの本を紹介します。対象は小学校1・2年生です。
紹介する本の基準
上の記事には、
「読んだことのある本から選ぶ
好きなこと、身近なことの本から選ぶ
表紙や題名が気になった本から選ぶ」としましたが、
児童の好きなものをここで網羅することは難しいです。
そのため、今回の記事では、
身近なことに関する本を中心にご紹介します。
ご了承ください。
紹介する本は、読み切れるように絵本や短めな物語、
またはいくつかお話が入っていて選べるものを選びました。
スラスラ本が読める子どもには
ちょっと物足りないかもしれません。
※対象学年に幅があるものは、個別に対象を書きました。
ほとんどの本が実際に感想文で使われた本です。
友達
けんか・なかなおり
- 作者: ノルベルトランダ,ティムワーンズ,Norbert Landa,Tim Warnes,三辺律子
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: ハードカバー
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なかよしの2人→ちょったしたことでけんか→なかなおり
という流れが分かりやすく、読みやすい3冊です。
友達や兄弟とのけんか、なかなおりの経験をおりまぜて
「わたしも◯◯なことがあった」
「ぼくだったらこうする」などと
感想文を書けるのではないと思います。
なかよくなれた
森山京さんの本は気持ちの変化が分かりやすくて
感想文向きだと思います。
挙げるとキリがないのですが、近年の物だと
「とんだ、とべた、また、とべた」
「ありがとうっていいもんだ」とか。
定番だと「きつねの子シリーズ」もいいですね。
この2冊は絵本にしては少し長めです。
スラスラ読める2年生用という感じです。
3年生や読書が得意でない4年生にも適した本かと思います。
学校
対象:スラスラ読める1年生~3年生向き
同シリーズで「けんかにかんぱい!」もオススメです。
ペア学年、たてわり班がある学校の児童なら共感できそうです。
同作者の「しゅくだいクロール」「しゅくだいなわとび」
「しゅくだいさかあがり」もオススメです。
友子ちゃんはあさがおの様子を見に行きます。
その時、ならんでいたうえきばちを倒してしまいました。
それはなんとちょっとこわい”たっくん”のうえきばちで…。
やろうと思ってやったわけではないけど、
友達の作品を壊してしまったとか、
給食をこぼしてしまったとか
そういう経験と繋げて書けたらいいかなと思います。
遠足へのわくわく感が伝わってきます。
多くの子が遠足が楽しみなはずなので、
きっと共感できて書きやすいのではないかと思います。
日常生活で起こること
うそ
- 作者: ティエリーロブレヒト,フィリップホーセンス,Thierry Robberecht,Philippe Goossens,野坂悦子
- 出版社/メーカー: 文溪堂
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: ハードカバー
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2冊とも「うそ」に関連した本です。
きょうだい
大きくなるっていうことは、
ただ体が大きくなるということだけじゃないんです。
妹や弟がいる子にもオススメですし、
いなくても、年長さんや自分より小さな子と
関わった経験を書けたらいいなと思います。
そういう視点ではなく、
自分なりの「おおきくなるっていうことは」を書いたり、
自分が「おおきくなったら◯◯になる」となりたいものや
やってみたいことについて書くのもよいと思います。
- 作者: ポーラメトカーフ,スザンヌバートン,Paula Metcalf,Suzanne Barton,福本友美子
- 出版社/メーカー: 少年写真新聞社
- 発売日: 2015/05/21
- メディア: 大型本
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弟・妹がいる子にすすめたい2冊です。
ノンフィクション
ひさかたチャイルド「しぜんにタッチ」シリーズは
幼児から読める写真絵本です。
読みやすい文章で書かれています。シリーズの中でも
かたつむり、アゲハチョウ、おいも、あまがえるは
馴染みもあって読みやすいかと思います。
- 作者: ヘレン・J.ジョルダン,ロレッタクルピンスキ,Helene J. Jordan,Loretta Krupinski,さとうよういちろう
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2009/01/25
- メディア: 単行本
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対象:スラスラ読める2年生~4年生向き
同シリーズは3年生や4年生の学習で科学読み物としても使えます。
幅広いテーマがあるので、あって損はないシリーズかと思います。
子どもにとっては馴染み深いだんごむし。
大人が読んでも「へぇ」とうなる部分もありました。
そういう初めて知ったことや驚いたことを書くのもいいと思います。
特定の生き物が好きな子ならこういう本もいいと思います。
「さなぎからうんしょ、うんしょとでてくるところが~」など
子どもらしい言葉で生き物が生まれてくる時の大変さ、
生まれてきた時の感動などを書けたらいいかなと思います。
もしも◯◯だったら…
身近な体験というわけではないですが、
”物語の世界を楽しむ”という観点で選んでみました。
「かえってきたまほうのじどうはんばいき」
「まほうのゆうびんポスト」もオススメです。
どの本も「もしも◯◯だったら」と想像して書いてみると
きっと楽しく感想文が書けると思います。
中学年向けのオススメ本の記事はこちらです。