ひよこ図書館

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読書感想文オススメ本:中学年

今回は読書感想文にオススメの本を紹介します。対象は小学校3・4年生です。

 

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紹介する本の基準

上の記事には、

「読んだことのある本から選ぶ

 好きなこと、身近なことの本から選ぶ

 表紙や題名が気になった本から選ぶ」としましたが、

児童の好きなものをここで網羅することは難しいです。

そのため、今回の記事では、

身近なことに関する本を中心にご紹介します。

ご了承ください。

紹介する本は、読み切れるように絵本や短めな物語、

またはいくつかお話が入っていて選べるものを選びました。

スラスラ本が読める子どもには

ちょっと物足りないかもしれません。

※対象学年に幅があるものは、個別に対象を書きました。

ほとんどの本が実際に感想文で使われた本です。

 

友達

ともだちやもんな、ぼくら

ともだちやもんな、ぼくら

 
シールの星

シールの星

 
にんきもののひけつ (にんきものの本)

にんきもののひけつ (にんきものの本)

 

この3冊はどちらかというと男子向けです。

4年生にしては少々幼いかもしれませんが、

対象はスラスラ読める2年生~4年生くらいだと思います。

わたしはみんなに好かれてる (新・童話の海)

わたしはみんなに好かれてる (新・童話の海)

 

対象:4年生~6年生

「わたしはなんでも知っている」もオススメです。

にんきものをめざせ! (にんきものの本)
 

この2冊は 女子向けです。

恋愛がらみ、見た目のことなど女子間のややこしさがありますが、

明るいトーンで書かれた本です。

共感できる子も多いと思います。

 

 学校・日常生活

教室はまちがうところだ

教室はまちがうところだ

 
先生、しゅくだいわすれました (単行本図書)

先生、しゅくだいわすれました (単行本図書)

 

「先生、しゅくだいわすれました」はユニークなお話です。

 

 ゆうすけは、宿題忘れたからうそをついてごまかした。

すると先生が

「うそをつくならすぐばれるのはだめよ、

それに楽しいのじゃなくちゃ」と。

翌日から「宿題を忘れました!」と

できなかったわけを披露する子が増え、

なんと順番に「宿題を忘れる」ことになり…。

 

自分だったらどうするかを想像して書いてみるのも

面白いと思います。

ココロ屋 (文研ブックランド)

ココロ屋 (文研ブックランド)

 
めいちゃんの500円玉

めいちゃんの500円玉

 

 2冊とも心のゆれが見られる作品です。

どこに共感するか、どこに違和感を覚えるかは人それぞれですが、

共感した部分や「それはおかしい」と思った部分を

書いてみるといいのではないかと思います。

 

ノンフィクション

セミたちの夏 (小学館の図鑑NEOの科学絵本)

セミたちの夏 (小学館の図鑑NEOの科学絵本)

 

 昆虫好きな子に。同シリーズの

「カマキリの生きかた さすらいのハンター」もオススメです。

昆虫の命の儚さ、生きようとする力強さに感動します。

ウミガメものがたり (単行本絵本)

ウミガメものがたり (単行本絵本)

 

 やや文字が多いので、

対象:スラスラ読める3年生~6年生といったところでしょうか。

がんばれ! 名犬チロリ

がんばれ! 名犬チロリ

 

捨て犬から セラピードッグになったチロリの物語です。

文庫版や色々なバージョンが出ています。

表紙のかわいさからか、どの学年からもよく手に取られています。

動物好きな子、家で犬や猫を買っている子に

よいのではないかと思います。

小さないのち―まほうをかけられた犬たち

小さないのち―まほうをかけられた犬たち

 

対象:スラスラ読める3年生~6年生

 何かを訴えかけてくる表情がとても印象な本です。

 

 さて、いかがでしょうか。

次回は5・6年生向けの本をご紹介したいと思います。

 

※ 低学年へのオススメ本のリンクを貼っておきます。

hiyoko-library.hatenablog.jp