の今回は、POPのレイアウトを3パターンご紹介します。
POPに何を書く?
前回も書きましたが、
私の場合
キャッチコピー、あらすじ、書名、著者を書きます。
国語の授業で書く場合は、
奥付にもふれながら、出版社も書く場合があります。
(奥付にふれる時間がなかったり、
授業者の先生がどこまで指導されるかにもよりますが)
レイアウトによっては、キャッチコピーを大きく書いて、
あらすじは1行、なんてこともあります。
今回はそのようなレイアウトを紹介していきます。
※本当は手書きで例を出したかったのですが、
字のキレイさに自信がなく…。今回もデジタルでご了承ください。
キャッチコピーメイン
前回も登場したレイアウトです。
バランスが取りやすく、基本的なレイアウトだと思います。
キャッチコピーを1行(全体の3分の1程度)書き、
あらすじを2~4行 (全体の3分の2程度)
残った部分に書名や著者を書くパターンです。
完成例はこちらです。
画像の白い部分が気になる方もいるかもしれませんが、
実物はこのような感じです。
私は画用紙+普通のコピー用紙で書くことが多いです。
影が入ってしまい、真上から取れなかったので
ちょっと歪んだ写真になっています。すみません。
どうしてコピー用紙かというと、
下書きをして、切り取って画用紙にのせて、
レイアウトを考えることができるからです。
途中でキャッチコピーだけ大きくしたくなったら、
キャッチコピーの部分だけを書き直すこともできます。
画用紙に直書きすると、
もう一度書き直すのは勿体ないですから(笑)
あとは、画用紙だとペンが毛羽立って
変な文字になったり、にじむこともあるので、
そういうことがないコピー用紙は
何かと万能だなぁと感じています。
それから白いコピー用紙にはこんな効果もあります。
そのまま緑に黒い文字をのせたものと
白い枠をつけたものを比べると、
白い枠がある方が文字が映えますよね?
文字を浮き立たせるためにも
白い紙を使うのがオススメです。
あらすじメイン
先程とは反対であらすじをメインにもってきました。
あらすじ2~4行(全体の3分の2程度)書き、
キャッチコピーを1行(全体の3分の1程度)書くパターンです。
まずは、パターン1と同じ内容で書いてみます。
なんとなく変だと思いませんか?
悪くはないけれど、上から下に読んでいった時に
あらすじからキャッチコピーに繋がらないと思います。
レイアウトに合わせて、書く内容も工夫が必要です。
少し内容を変えてみました。
あらすじとキャッチコピーを繋げて読んでも
違和感なく読めるものになりました。
児童に指導する時は、
どんなパターンで書く時でも
「繋げて読んでごらん
声に出して読んでもしっくりくるのがいいよ」
みたいに言います。
完成例はこちらです。
パンチのあるキャッチコピーにあわせて、
ちょっとハジけた様子にしてみました(笑)
白い枠もトゲトゲにしてみました。
書名(作中の言葉)メイン
書名(または作中のセリフ、キャッチコピーなど)を
全体の3分の1程度書いて、
1~2行程度の短いあらすじを書くパターンです。
完成例はこちらです。
これは書名をメインにもってきたパターンです。
ももたろうの場合は、見慣れた書名ですが、
ちょっと変わった書名の場合、
「何これ?」と惹きつけられますし、効果的です。
こちらの完成例は
作中の言葉をメインにもってきたパターンです。
「どんぶらこ~」が珍しい言葉なので
メインに書いてみました。
どんぶらこに合うようにあらすじも変えました。
POPを作りたいけど、あまり時間がない時は
書名+短いあらすじ か
作中のセリフ+短い のどちらかで作ることが多いです。
さて、いかがだったでしょうか?
実際はキャッチコピーを傾けて書いたり、
画用紙からはみ出して貼り付けたりと
結構自由な感じで作っていますが、
なんとなく自分の中でパターン化しておくと
パパっと作れるようになる気がします。
色々試してみて、自分の中の基本パターンを
見つけてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、前回の基本的なPOPの作り方はこちらです。
今回も素敵なフリーフォントをお借りしました。
ありがとうございます。