今回は、2020年に買ってよかった本0~3類をご紹介します。
はじめに
勤務校で購入した本の中から
特に買ってよかったと感じた本を紹介します。
今年は教科書改定もあり、
教科書掲載図書を多く購入しました。
そのため、紹介できる本が少なめです。
買ってよかった本とは?
「授業や行事で使えるから」
「児童や教職員に人気だから」
「蔵書に少ないジャンルだから」など色々な理由でよかった本です。
できるだけ理由も記載していきます。
対象期間
2020年4月~12月
(12月で注文をやめて、予算の決済をしています)
気をつけてほしいこと
授業や行事は学校によって違いますし、
人気が出る本や蔵書構成も学校によって違います。
参考程度にご覧ください。
出版年が2020年でない本もあります。
表記している分類は参考程度にご覧ください。
0類
「数え方図鑑」 日本図書センター
978-4-284-20440-8
「自学用に使えるかも」と思い、購入しました。
高学年や教職員が時々借りている本です。
「AIって何だろう?」旺文社
978-4-01-011294-6
度々ご紹介している
「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズです。
新刊を楽しみにしている児童も多く、
常に書架から消えています(笑)
惜しむらくは紙質が柔らかいのか、ヨレヨレしてしまうことです。
堅牢版がでたらいいのにと思っています。
「こども もののなまえ絵じてん」三省堂
978-4-385-14318-7
1年生のお店屋さんごっこ
(カードに物の名前を書いてお店のようにして遊ぶ)
通級指導教室、特別支援学級で役立っている本です。
身近なものの名前が分からない、知らない児童に
見せているそうです。
1類
「メシが食える大人になる!よのなかルールブック」
978-4-284-20435-4
「メシが食える大人になる!もっとよのなかルールブック」
978-4-284-20476-7
どちらも日本図書センター
おやくそくえほん はじめての「よのなかルールブック」
978-4-284-20467-5
シリーズ本です。
どれも短い言葉とイラストで書かれていて分かりやすいです。
児童向け自己啓発本という感じです。
普段は貸出回数は多くありませんが、
人権週間や生徒指導の強化月間(言葉使いや友達との関わり)などに
展示しておくとポツポツと借りられます。
「おやくそく」の方は教職員が借りています。
9歳のこころのじてん 小学館
978-4-09-227217-0
個人的に今年イチオシの1冊です。
【新刊情報】「9歳のこころのじてん」保健室や特別支援学級にも置きたい本です。嬉しい、寂しい、いらいらするなど74の感情を表す言葉とその意味、例文が載っています。感情に名前をつけられなくてすぐに暴言を吐いてしまう子とじっくり読みたい本です。https://t.co/O0jmvxXqcq
— ひよこ司書 (@hiyoko_lib) September 30, 202
Twitterでもこのように紹介しました。
感情に名前をつけられなくて
「ウザい」「無理」「ヤダ」などの言葉しか出てこない児童が
いると思うのですが、そういう子に薦めたいです。
とは言いつつ、私からいきなりこの本を差し出す事はしません。
養護教諭や支援員さんにおすすめしてみました。
支援員さんは児童と一緒に見てみたそうです。
こういう本がひっそりと保健室や図書館にあるといいなと思います。
柔らかいイラストにもほっこり癒やされます。
「自分をすきになるこころの練習帳」小学館
978-4-09-227231-6
著者は違う方なのですが、こちらもよかったです。
(余談ですが、韓国のこうした本は
イラストがかわいくて癒やし系が多い気がします)
見ているだけでも
心が穏やかになる本です。
「背が低い?それがどうした?」
「キミが十分いいこだよ」などこども向けに合わせた内容です。
「きみを変える50の名言」汐文社
1期3冊 2期3冊のシリーズ本です。
イチロー選手、さかなクン、羽生結弦選手など現代の人物が中心です。
かなりとっつきやすいと思います。
6年生国語「大切にしたい言葉」で名言集を作ることになり、
名言集がたくさん必要になりました。
5年生、6年生で教材研究は共有していないらしく、
被ってしまって、調整をお願いしました。
話を聞くと、5年生は伝記を読んで、
印象に残る言葉を抜き出したいとの事でした。
5年生は主に伝記を中心に提供し、
6年生は名言集を貸出しました。
ちなみに以前の名言集の紹介記事はこちらです。
2類
「アップル|スティーブ・ジョブズ」岩崎書店
978-4-265-85144-7
見た目は絵本ちっくですが、文字量は多い本です。
「時代を切り開いた世界の10人 レジェンドストーリー 1」学研プラス
978-4-05-501058-0
978-4-09-270028-4
スティーブ・ジョブズの伝記が紹介されているのですが、
他にも色々な本があった方がよいという先生の方針で
絵本形式の本、漫画形式の本など色々と購入しました。
978-4-251-04603-1
他のシリーズにはない珍しいラインナップです。
国語、道徳の教科書に登場する人物は購入しておいて
損はないと思います。
やなせたかしさんの本は
教科書掲載の図書を中心に購入しました。
5年生の先生にとても喜ばれました。
教材研究に役立ったようです。
「もっと調べる世界と日本のつながり」岩崎書店
1韓国2中国3アメリカ
4サウジアラビア5日本と結びつきの強い国ぐに の5巻です。
社会の教科書に出てくる国を中心に扱っています。
特にサウジアラビアは本が少ないので、とても助かりました。
3類
「なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと」
学研プラス
978-4-05-205171-5
予約が入るほど人気があります。
「本屋さんで見た!」
「市立図書館にあった!」
「家にもある」と言っている児童がいました。
「調べてまとめる!仕事のくふう」ポプラ社 5巻シリーズ本
978-4-591-16537-9
「仕事のくふう、見つけたよ」金の星社 4巻シリーズ
978-4-323-05181-9
3年生国語「仕事のくふう、見つけたよ」のために購入しました。
これまでお仕事本というと高学年の総合向けに購入してきましたが、
3年生ということで慌てて購入しました。
ポプラ社 単価 3190円 5巻 合計 15950円
金の星社 単価 3080円 4巻 合計 12320円
ポプラ社 イラスト多め
本屋さんのくふう(使うもののくふう)など細かくわけてある
金の星社 文章多め
スーパーで売るためのくふうなど
大きいカテゴリで分けてあり、たくさん調べられる
先生によって、抜き出しさせたいからポプラ社、
とにかく書かせたい(新聞を作るから)金の星社と分かれました。
この本に限らず、ある特定の単元用の本というのが
どこの出版社からも出ていますね。
教科書が変わる度に
「これは今買ってこれからも使えるのか……?」
と自問自答しながら吟味しています。
お仕事本の場合は、6年生の総合やキャリアパスポートにも
活用できそうだったので、思い切って購入しました。
「小学生の究極の自学ノート図鑑」小学館
978-4-09-840204-5
これは先生から人気です。
「自学、自学」と言われて久しいですが、
意外と「自学って何をさせたらいいの?」
と思っているのではないでしょうか。
児童にとっても
「自学何しよう~今日2ページもある~
先生、自学にいい本ないですか?」
と悩みの種のようです。
よい例を見ることできっと児童の自学も
捗ると思い、よくおすすめ本に展示しています。
おわりに
買ってよかった本を振り返っていると、
「年末だなあ」という気分になります。
誰も経験した事のない事が起き、
今年は本当に色々な事がありました。
皆さまお疲れさまでした。
年末年始、どうぞゆっくりとお過ごしください。
来年こそは平和な1年になることを願っています。