ひよこ図書館

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がまくんかえるくんシリーズ・ふくろうくんあらすじ【PDF】

今回は、がまくんかえるくんシリーズ、ふくろうくんのあらすじをご紹介します。

 

 

 

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PDF配布

がまくんかえるくんシリーズあらすじ児童用【ひよこ図書館】.pdf - Google ドライブ

 

ふくろうくんあらすじ児童用【ひよこ図書館】.pdf - Google ドライブ

 

児童向けに作ったPDFです。

あらすじをとても短くまとめました。

 

児童向けに作ったため、「~します」「~しました」と

含みのない言い切った書き方にしました。

 

利用規約

コピーOK・無償であれば配布OKです。

誤字脱字等あるかもしれませんが、どうかご了承ください。

※児童への配布を想定し、ひよこ図書館のロゴは入れませんでした。


○ してもいいこと
・この資料を印刷する

・印刷して児童に配布する(授業等で使うもOK)
・司書教諭部会、司書部会など非営利の研修会内で参考にする

・このPDFを参考して自作のプリントを作る

× してはいけないこと
・作成者以外の第三者がデジタルアップロードをする
・有償の研修会で資料として配布する
・この資料を有料で販売する 

 

ふたりはともだち

※あらすじはPDFと同内容です。

大人の方にも読みやすいように漢字表記を増やして書きます。

www.e-hon.ne.jp

 

「ふたりはともだち」収録作品全5作品

「はるがきた」「おはなし」「なくしたボタン」

「すいえい」「おてがみ」

はるがきた

かえるくんは「春がきたよ」とがまくんを起こそうとします。

でも、がまくんは起きません。

 

おはなし

かえるくんはがまくんに

「ぼくが休んでいる間ひとつおはなしをしてくれないか」とお願いします。

 

なくしたボタン

がまくんは上着のボタンをなくしてしまいます。

通ってきた道を戻りますが、ボタンは見つかりません。

 

すいえい

がまくんは水着を着た姿を誰にも見られたくないようです。

 

おてがみ

「ぼく、お手紙もらったことなんだもの」

そう言うがまくんのためにかえるくんはお手紙を書きます。

 

ふたりはいっしょ

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「ふたりはいっしょ」収録作品 全5作品

「よていひょう」「はやく めをだせ」 

「クッキー」「こわくないやい」「がまくんのゆめ」

 

よていひょう

がまくんは「きょうすること」を紙に書くことにしました。

ところが、その紙が風で飛ばされてしまいます。

 

はやく めを だせ

かえるくんから花の種をもらったがまくん。

種に「大きくなあれ」と言いますが、なかなか大きくなりません。

 

クッキー

がまくんがクッキーを作りました。

あまりにおいしいので、ふたりはずっと食べてしまいます。

 

こわく ないやい

がまくんとかえるくんは山にぼって、

へびにあったり、なだれにあったりしますが

「こわくないやい!」と叫びます。

 

がまくんの ゆめ

舞台衣装を着て、舞台に立って、

お客様席を見ると、かえるくんがいました。

 

ふたりはいつも

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「ふたりはいつも」収録作品 全5作品

「そりすべり「そこのかどまで」「アイスクリーム」

「おちば」「クリスマス イブ」

そりすべり

かえるくんはがまくんを外へ誘います。

嫌がるがまくんにスキーズボンをはかせて、そりすべりをします。

 

そこの かどまで

まだおたまじゃくしとかわらないころのかえるくんは、

あちこちのかどをまがって、春をさがしに出かけます。

 

アイスクリーム

がまくんはかえるくんのためにアイスクリームをふたつ買いました。

ところが、アイスクリームは溶けてしまいます。

 

おちば

かえるくんはがまくんの家のおちばを掃除して、

がまくんはかえるくんの家のおちばを掃除します。

 

クリスマス イヴ

クリスマスのよる、がまくんの家にかえるくんがきません。

がまくんはかえるくんのことが心配になります。

 

ふたりはきょうも

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「ふたりはきょうも」収録作品 全5作品

「あした するよ」「たこ」「がたがた」

「ぼうし」「ひとりきり」

あした するよ 

床に落ちているズボンも汚れたお皿もほこりだらけの椅子も

「あしたかたづけるよ」と言うがまくん。

 

たこ

がまくんはたこを持って、一生懸命走りました。

ところが、たこは空に浮くだけで飛びません。

 

がたがた

「木が風でひゅうひゅうほえているよ」

「こういうときにはおばけのはなしをするのがいちばんだよ」

ふたりだけの震えるお話会が始まります。

 

ぼうし

かえるくんはがまくんの誕生日に帽子をあげました。

ところが、その帽子はがまくんには大きすぎて…。

 

ひとりきり

がまくんがかえるくんの家へ行くと

「ひとりきりになりたいのです」という張り紙がありました。

がまくんはかえるくんを元気づけであげようとします。

 

ふくろうくん

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「ふくろうくん」収録作品 5作品

「おきゃくさま」「こんもり おやま」「なみだのおちゃ」

「うえと した」「おつきさま」

 

おきゃくさま

寒い冬の日、ふくろうはドアを大きく開けて言いました。

「さあ ふゆくん おはいりよ」いったいどうなるのでしょう。

 

こんもり おやま

ふくろうは、ベッドに入って寝ようとした時、

毛布の下にふたつこんもりとしたものを見つけました。

 

なみだのおちゃ

「ぼく こんばん なみだでおちゃをいれようっと」

ふくろうは、悲しかった事を考えはじめました。

 

うえと した

ふくろうの家には1階と2階があります。

「いっぺんに2階と1階にいられるやりかたがあるはずだぞ」

ふくろうのチャレンジが始まります。

 

おつきさま

「ねえおつきさま ぼくがきみをみているんだからね。

きみもぼくをみなさいよ。おともだちにならなくちゃ。ぼくたち」

おつきさまはずっとついてきます。

 

読み聞かせするなら

「いろいろへんないろのはじまり」

www.e-hon.ne.jp

あらすじ

ずっと昔、いろというものがありませんでした。

そこでまほうつかいはあれをちょっぴり、

これをちょっぴりかき混ぜました。

するとできたのは‥‥。

 

見どころ

「色もそんなによくなかったのです」の

青一色、黄一色、赤一色、の世界繰り返しが

分かっていながらも面白い絵本です。

鮮やかなラストシーンがとてもいいです。

 

星どろぼう

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あらすじ

山のてっぺんに住む泥棒は、星に触ってみたいと思い、

はしごをかけてのぼっていきます。

星はあたたく、ちょっとひっぱるとすぐに取れましたが‥‥。

 

見どころ

盗まれた星が空に戻る場面

こんな考え方ができるとすてきだなと思います。

 

 

おまけ 誕生秘話など

アーノルド・ローベルの全仕事

がまくんとかえるくんができるまで」ブルーシープ

第1章 がまくんとかえるくんの世界

第2章 アーノルド・ローベルの仕事

第3章 素顔のアーノルド・ローベル

 

p92 がまくんとかえるくんができるまで

 

妻のアニタ、娘のエイドリアン、息子のアダムと

バーモンド州西武のボモシーン湖畔で夏の休暇を過ごした時

 

エイドリアンががまがえるをつかまえてきたが、

ローベルは「立派なかえるだね」と言い、

エイドリアンが「これは、かえるじゃなくて、がまえるよ」と答え、

かえるとがまかえるがどう違うは説明したといエピソードがあるそうです。

 

p93

 「娘が一生懸命話してくれたかえるとがまかえるのこと、

 さらにはそれまで歩んできた半生、そこで培ってきた人生観。

 いくつもの要素がローベルのなかで混ざり合い、

 天性のやさしさとユーモアに彩られ、

 がまくんとかえるくんの世界が誕生したのです」

 

p94 「お話をつくる」より

 「ローベルの遂行方法は『音読』でした」

 

※私の感想 

だから、音読しても楽しめるお話なんですね!納得!

音読劇といえば、がまくんとかえるくんシリーズのようなイメージがあります。

 

 

p95 ページに割り付ける より

 「ノートに小さな四角を描き、絵とテキストの大まかな配置を決めていくのです」

 (中略)ちなみに、日本語版も原書と同じページ割になっており、

  ローベルが考えたそのままの流れで物語を楽しめます」

 

※私の感想

推敲方法はもちろんですが、 

流れるように読める理由はここにもありましたか~!

 

p98 スケッチする 

※私の感想 

スケッチ段階では、カエルらしい姿もあります。

このスケッチ、ぜひ見てみてほしいです。

 

p100 構成する

 「かえるくんの誘い方、それに対するがまくんの反応など、

 ふたりのちょっとしたセリフにも心を砕き、

 また小気味のいい自然な流れを追求しました」

 

表情と仕草のページもとてもよかったです。

表情や目線の位置で随分印象が変わります。

 

 ※私の感想 

レイアウト段階でのセリフと絵本になった時のセリフを見比べると、

やはり、絵本版の方ががまくんらしさが溢れています。

本当にこだわり抜いて作られています。

 

p108 版を描き分ける

 「当時はまだフルカラー印刷の技術が進んでおらず、

墨版(黒)と色版を重ねて刷ることで色を再現していました。

『がまくんとかえるくん』シリーズの場合は、墨、緑、茶の3版です」

 

誕生秘話、作成工程を知ることができ、

とても面白かったです。

がまくんとかえるくんが完結に至った理由(p9)は

思いの外深いものでした。

これを知ったあとで読む

「がまくんかえるくん」シリーズは

また一味違ってきそうです。

 

 

では、今回もお付き合いいただきありがとうございました。