今回は、「司書教諭に働いてもらうには」と「司書教諭の仕事」です。
司書教諭に働いてもらうには
すごい見出しをつけてしまいました。
でも、きっと皆さん悩んでいますよね?
私は、司書教諭に働いてもらうために、
司書教諭のマニュアルを作りました!
これって本来司書教諭を任命している行政の仕事ですよね…
本当にそちら側も働いてほしいです
それに、なぜ歴代の司書教諭が次の人のために
マニュアルを残していないのかも不思議です
マニュアルの内容
①司書教諭の仕事について
(具体的には、下の見出しに書きました)
②学校司書の待遇について
(行政からの任命書でも契約書でもいいと思います。
定時や待遇面を理解してほしいと言う意味で)
③提案時期の一覧
(○月読書週間○月コンクール依頼 という風に12ヶ月分。)
④提案文書(紙媒体とCD-R)
⑤委員会の記録
(読書週間や毎年恒例のイベントチラシ、イベントで使うグッツなど)
⑥同市町村の司書教諭の連絡先一覧
⑦ボランティアの連絡先や連絡する際に使う様式など
この7つをクリアポケットファイルに綴っています。
このマニュアルを渡して、司書教諭にやってほしい仕事と
私(学校司書)がする仕事を分担をするようにしています。
司書教諭の仕事
★印は必ずやってほしいことです。
?は市町村や学校によりけりの項目です。
★会議での提案(利用計画や読書週間、コンクール依頼など)
★児童や教職員への図書館利用促進
★児童や教職員へマナーや情報リテラシーなどの指導・啓発
★学級担任と学校司書を結ぶ
★学校司書との打ち合わせ
★図書委員会での児童の指導
★読書週間のイベント実施
★学校司書が作成した文書(調査や統計)の決済
★図書館大会や研修への参加
★各種コンクールの審査
★ボランティアの日程調整
?選書(カタログを見たり、展示会に行く)
学校司書が常勤でフルタイムなのか
それとも兼任でパートタイムなのか、によって
変わってくる部分はあるかと思いますが、
概ねこのような感じだと思います。
「学級担任と学校司書を結ぶ」は非常に重要だと思います。
担任「研究授業で図書館を使いたい」
↓
司書教諭に依頼
司書教諭が図書館の利用予定を見て、日程を詰める。
その際、教諭として授業のアドバイスをしたり、
一緒に指導案を検討する。
さらに”司書教諭”として、司書がどのように
授業に関わったらよいか提案する。
(資料を提供するだけなのか、ブックトークをするのか、
何らかのオリエンテーションをするのか…など)
↓
学校司書に依頼 という形が理想的です。
私は常勤のため、直に依頼が来ます。
確かにその方が連絡ミスはないですが、
司書教諭の分担が崩れてしまい、
「図書館のことはなんでも学校司書に…」となり、
学校司書の負担が重くなりがちです。
お勤めの市町村で示されている業務分担が
あればそれを、なければ、行政側に作ってもらい、
司書教諭に周知してもらうというのも一つの手だと思います。
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さて、いかがだったでしょうか。
愚痴っぽくなってしまいました(^_^;)
司書教諭と学校司書がうまく連携できれば、
図書館の運営はとてもスムーズにできるはずです。
「司書教諭が働いてくれない…」ではなく、
「学校司書はこんなことをするので、
司書教諭にはこんなことをしてほしいんです!
そうしたら、もっと図書館がよくなるんです!」と
アピールできたらいいですね。